「初陣」感想 その1(双璧編)

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まずは双璧ポイントをかいつまんで。

なお、これはまったくの個人の感想です。
かなり妄想感溢れてるんで、あんまり信じないで下さい。
今現在8/2夜の部しか見てないので、記憶違いとかあると思うけどごめなさい。
(セリフとかはあくまで大意で、もちろんこの通りではないです)
  

(この舞台の双璧の設定)
この双璧部分は、二人がラインハルトに出会う例のエピソード(みったんが投獄監禁される)を描いております。
二人はすでに知り合って何年も一緒に行動している間柄です。


まず、舞踏会の警護を命じられた双璧、ベーネミュンデ侯爵夫人がアンネローゼ様に嫌がらせをしている所を取り押さえる

これが縁で二人はアンネローゼ様と知り合い、アンネローゼ邸でお食事をごちそうになる(!)
(この時点でありえない感が満載なんですが……でも、驚いちゃいけませんぜ、問題はここからだ)

衝撃ポイント1
この時、双璧は親友ではありません(驚愕)

ただし仲は良いのは自覚し合ってるし、お互い憎まれ口を叩き合ったりします
(何で一緒にいるかというと曰く腐れ縁だからだそうな)
で、二人を見たアンネローゼ様の感想「仲がいいのね、弟とジークみたい」
要するにこの双璧、本人たちは憎まれ口を叩き合ってるのに、端から見たらイチャついてるケンカップル的なノリ。
ちなみにロイエンタールはミッターマイヤーをからかい倒します、常に「こいつがしょうもないから俺が面倒見てやってるんだ」的上から目線スタンス。
ミッターマイヤーのことを「俺のおもちゃ」扱いです。
なんかこう、好きな子をついついからかってしまうような感じのアレ。
でもミッターマイヤーの方は「何でこいつ俺にかまうんだろう……???」みたいな(爆)


そして問題のシーンというか、アンネローゼ宅からの帰り際。
アンネローゼ様のお願い「お二人とも、ラインハルトともお友達になってくださいね」

ミッターマイヤーの反応
「友達…?軍人同士って階級とかいろいろあって、戦友にはなっても、友達になるという発想はなかった」

衝撃ポイント2
アンネローゼ様のお言葉で、初めて軍人同士でも「友達」になる事ができると知るミッターマイヤー(!)

注)この作品では「戦友」と「友達」の2種の概念があります。
戦友=仕事仲間的な意味合いみたいで、友達とは違うらしい。
終盤のヤンのセリフで「戦友はいるが、友達と呼べるのはラップぐらいだ」と言わせてます(※この話ではまだヤン艦隊の面々は出て来てません)

で、ミッターマイヤーは「自分は軍の中に戦友はいても、友達はいない」と思っている(!!!)
つまり、この時点のミッターマイヤーの中でロイエンタールは「戦友」であって「友達」という感覚じゃないんです(ほげえええええええええっっ)
どんだけ情緒未発達なの……。
アンネローゼ様から愛を教えてもらったよ☆

ちなみにロイエンタールさんの方がミッターマイヤーをどう思ってるかは知りません(笑)


んで、いろいろあって例のみったん投獄場面になります。
縛られ監禁されてるミッターマイヤーの元を訪れたロイエンタール「俺が何とかしてやるから」「約束しろ」と手を尽くす。

ロイエンタールを見送ったみったん。
「俺にも戦友……(言い直して)……いや、頼れる友達がいるんだ」

衝撃ポイント3
ここで初めてロイエンタールを「友人」だと自覚するみったん(!!!!!)
やった、ついに「ただの戦友」だったロイエンタールが「友達」に昇格した><

つまり、これは「双璧が友達になるまでの物語」なんです。


……って、それまで何年も何だったんだこの二人(冷静になってみるとな)
多分このミッターマイヤーは、ロイエンタールさんの家庭の事情も知らないと思いますわ(笑)
  
とりあえずこのような現象が舞台上で起きていたわけで、自分の感想はまた次に続きます。
  
(2013.08.03)

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