どうしても言いたいOVAのツボシーンを書いておく-2



OVAのツボシーンを書き留めておこうと意気込んだものの、いざ書こうとすると、すでにかなりの部分を忘れ去っているようです。
ああ、あんなにツッコミながら見ていたというのに…><
とりあえず原作を参照しつつ、細々と進めて行きたいです…。

2つ目のツボは、ミッターマイヤーさんの拷問シーンであります。
小説だと外伝「星を砕く者」に納められてますが、アニメだとロイさんがラインハルトに会いに行くシーンとみったんの拷問シーンは分割されてますね。


このシーン、最初に見た時は

「え、ええっ!? ちょっと待って!いったい何がはじまるんです…(狼狽)」

と、わたわたした方も多いかと思います(…)

手錠で繋がれてるだけでポイント高いのに(何のポイント…)、いきなり変態ガチムチ野郎が現れて「これはいたぶりがいのある方ですね」とか何とか陵辱シーンの定番台詞をベラベラとしゃべり出すんですから、もう…。


ちなみにアニメだと拷問師を見上げて、前口上をまじめに聞いてるミッターマイヤーさんの顔がちょっと可愛い…っていうのは内緒です(こそっ)

だが、そんな可愛い場面もつかの間、ビリビリ鞭で叩かれて苦痛に呻いたり、モブ貴族に囲まれて押さえつけられてたり、え、何、このサービスシーン…じゃなくて痛そうなシーンの数々は…(呆然) と、なるわけですよ。


そして
「豚のくせに人間の言葉を喋るなよ、人間の方が恥ずかしくなるからな」
非常に苛烈な言葉で相手を挑発するミッターマイヤーさん。

でも、冷静に考えると、手錠かけられて変態拷問係とモブ貴族にやられそうになってるのに、なぜそんな強気に挑発してるのか、意味がわかりません(汗
すげー都合よく助けが来ましたが、別に外部と連絡してたわけでもないので、いつ助けが来るとも知らなかったわけで。

い、いや、つまり普通だったら、確実にやられてますよね(////)


呆然としてる間に終わってしまうシーンですが、冷静に考えるとツッコミ所が多々秘められています。

なぜ拷問係がいきなり妙な変態設定なのか。
牢とはいえ、一応、ちゃんとした国の施設だろう…普通の法執行官じゃいけないんでしょか。

まあ、後から「牢内で非人道的な扱い受けてたんだから釈放しろよ」とミューゼルさんが迫るための処置かな、とも一応説明をつけてみましたが、そこに「生意気な平民をシメてやる!」なフレーゲル男爵と、変態属性のガチムチ拷問師が登場、と、飛躍するところが、TNK先生に何かのスイッチが入ったとしか思えません><
ど、どんな目に遭わすつもりだったんすか…(ごくり)


そして最大の突っ込みポイント。
ロイさんと金髪さんと赤毛さんは早くから来てたのに、ミッターさんがやられてるのを揃って見物していたとゆう。
(なぜか良識派のアンスバッハまで…)

ちなみに、最初はフレーゲル男爵もどこかからカメラでも通して見物していた、と原作にあるので、いったいどんだけの人数が、ミッタさんが拷問されるのを今か今かと見物してたんでしょうか。
いや、撮影してたよな、絶対…。
(で、そのビデオはロイエンタールさんが回収してコレクションに加えたよな…絶対…)

ともかく、このサービスシーン…じゃなかった拷問シーンを創出したのは、やられてるのを見学していたロイさん達のおかげ、と。


さて、門閥貴族代表としてこの後も華々しいご活躍を続け、ローエングラム軍団に立ちはだかるフレーゲル男爵ですが、リップシュタットでは何度もみったんと対決し、因縁の深さをうかがわせます。
しかも、拷問の頃は「ミッターマイヤー少将」呼びだったのが、リップシュタットでは「疾風ウォルフ」と通り名呼びになってるあたり、実はかなりのみったんマニアと見ました。
最後は一騎打ちを挑んでさくっと無視されますが、平民みったんに構いたくてしかたなかった感がありありです。
おそらく、あの拷問シーンからリップシュタットまで幾数年(もしかしてそれ以前から…)、フレーゲル男爵とミッタさんの間には、原作に出てこない確執も数多くあったのでしょう。
取り巻きモブ貴族を引き連れミッタさんを襲おうと…いえ、復讐の機会を狙うフレーゲル男爵の姿が、どこかで見られたかもしれませんね。

平民と門閥貴族代表、全く生まれの違う2人の、何か深い絆を感じずにはいられません(確信)


と、ここまでつらつらと考えてきて、ちょっと待って。
フレーゲル男爵×ミッターマイヤーってもしかして、かなりの正義かも……。
自分で書いてて、何かいい感じがしてきましたわ、これ……。
 



2012-09-29